【市議会ダイジェスト】ひょう被害・食育・市民農園・レインガーデン(雨庭)の4つの提案

異常気象から子どもの食育まで ― 農・教育・環境をつなぐ4つの提案
(令和6年第4回定例会・一般質問)
令和6年12月2日の市議会一般質問において、私は
①ひょう被害への農業支援
②学校教育における地産地消と食育
③農家開設型市民農園の可能性
④レインガーデン(雨庭)による環境施策
の4つのテーマについて質問・提案を行いました。

① 9月のひょう被害と、異常気象に強い農業へ
9月に発生した大規模なひょう被害により、下恩方・元八王子・小比企地域を中心に、農作物やビニールハウスに深刻な被害が出ました。
市の答弁では、
- 被害翌日から、市・東京都・JA八王子・農業委員等が連携して調査
- 農作物被害は約6ha、施設被害は53件
- JA部会などを通じて農家へ報告
- 自然災害に備えた共済保険・収入保険の加入促進
が示されました。
私は、近年常態化する異常気象を踏まえ、
「災害に強い農業をどう支えるのか」を問い、
市からは、耐候性品種や新技術の情報提供、関係機関と連携したセミナー開催など、平時からの支援を強化する方針が示されました。
② 学校給食と食育 ― 地産地消の現場から
八王子市では、学校給食で40品目以上の地元野菜が使われています。
献立表の工夫や、農家からのメッセージを校内放送で伝えるなど、子どもたちに農業を身近に感じてもらう取組が行われています。
また、市内107校中91校で、
- 学校菜園
- 稲作体験
- 農家訪問
- しいたけ栽培 など
農業体験学習が実施されています。
一方で、
- 教員やPTAの負担
- 担い手不足
- 継続の難しさ
といった課題も指摘しました。
③ はちおうじ農業塾 × 学校・地域の可能性
私は、はちおうじ農業塾の卒業生が、
農家支援だけでなく、学校や地域で活躍できる「仲介役」になれるのではないかと提案しました。
市からは、
卒業生の知識・技術は、農家支援に限らず、地域で十分に生かせる
との前向きな答弁がありました。
また、農産物直売所マップについても、
DX化・デジタルマップ化による利便性向上を提案。
市からは、メリットを認めつつも、防犯や供給面の課題を踏まえ、今後検討していくとの回答がありました。
④ 【最重要】食育で子どもたちに何を伝えるのか
― 教育長の答弁 ―
私からは、
「給食無償化が進む今だからこそ、
地元農産物を食べる経験を通じて、
子どもたちに何を身につけてほしいのか」
を教育長に問いかけました。
◆ 安間教育長 答弁
八王子の土で、八王子の人たちが丹念に育てた食材の命をいただく。
そのことへの感謝を、日常的な『いただきます』『ごちそうさま』の挨拶を通して育んでいます。また、給食費無償化に込められた市民の思いを、子どもたち自身が実感することは、
生きていく上での基盤となる大切な教育です。食育を通じて、子どもたちが豊かな心と体を育めるよう、引き続き取り組んでいきます。
この答弁は、
「食はサービスではなく、学びである」
という、八王子市の教育の根幹を示すものだと感じました。
⑤ 市民農園とレインガーデン ― 地域と環境をつなぐ
市民農園については、
- NPO・企業だけでなく
- 社会福祉法人や町会・自治会
など、多様な団体が運営主体になり得ることが示されました。
また、レインガーデン(雨庭)については、
- 雨水流出抑制
- 地下水涵養
- 生物多様性
- 環境学習の場
として、公園など公共空間での整備・普及を進めていく考えが示されました。
おわりに
農業、教育、環境は、それぞれ別の分野に見えて、
「人を育て、地域を育てる」という一点でつながっています。
現場の声を大切にしながら、
これからも八王子の土・人・子どもたちをつなぐ政策を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いいたします。