【市議会ダイジェスト】農業・地域・公共空間から考える八王子の未来

令和6年度 予算等審査特別委員会(2024年3月8日)
今回の予算等審査特別委員会では、
①農業政策、②子ども会・地域コミュニティ、③公共施設・公園空間の活用
という3つのテーマについて質問しました。
① 八王子の農業をどう守り、どう未来につなぐのか
私はまず、市長就任後、答弁であまり語られてこなかった「農業」について、市長の考えを直接問いかけました。
【市長答弁】
八王子市の農業は、都内随一の農業産出額を誇り、本市の基幹産業の一つである。
農地は農産物の生産だけでなく、市民に安らぎや潤いを与える緑地空間としても重要な役割を持っている。
→ 市長から「基幹産業」「多様な価値」という明確な認識が示された点は、大きな前進だと受け止めています。
重点的に確認した3つの農地エリア
今回の予算では、以下の3地域で調査・計画策定が進められています。
- 高月地域:地域計画(将来の農地利用・担い手を明確化)
- 小比企地域:農と住の共存、都市農地の保全に向けた調査
- ひよどり山地域:都有地と生産緑地を含む広大な農地の将来像検討
これらは、
東京都三大農地(青梅・高月・小比企)のうち2つが八王子にある
という点からも、極めて重要なエリアです。
私は、
- 部署ごとに分かれた調査を「横断的に共有」すること
- 農地を守るための「農地マネジメント(評価・整理)」の視点
- 新規就農者・次世代育成(東京農業アカデミー等)との連携
を提案しました。

② 子ども会・地域コミュニティの再生に向けて
次に、地域コミュニティの基盤である子ども会活動について質問しました。
子ども会の役割について
市からは、
子ども会は、地域で子どもを守り育てる健全育成の場であり、
今も重要な役割を担っている
との答弁がありました。
一方で、
- 役員負担の大きさ
- コロナ禍による活動休止
- 再開のハードルの高さ
といった課題も現場では強く感じています。
あまり知られていない支援制度
- 新規立ち上げの子ども会:最大10万円補助
- 再加入(再開)の子ども会:最大5万円補助
→ こうした情報が十分に市民に届いていない点を指摘し、
「自発的に始められる選択肢」として分かりやすく示す必要性を訴えました。
③ 公共施設・公園を“まちのエンジン”に
最後に、公共施設や公園空間の活用について質問しました。
- 既存公共施設の余剰スペース活用
- 民間事業者との連携
- 公園と公共施設を一体的に活かす発想
特にニュータウン地域では、
行政が意識的に“きっかけ”をつくらなければ、新陳代謝が起きにくい
という問題意識を共有しました。
八王子駅南口「集いの拠点」に整備される公園内レストランについては、
子育て世代にとって使いやすく、
まちの価値を高める存在になることを強く期待しています。
まとめ|農業・地域・公共空間はつながっている
今回の質疑を通じて改めて感じたのは、
- 農地をどう守るか
- 子どもや地域のつながりをどう育てるか
- 公共空間をどう使うか
これらは別々の話ではなく、まちの未来をつくる一つの流れだということです。
現場の声と歴史を大切にしながら、
「守るべきものは守り、変えるべきものは変える」
そんな視点で、引き続き議会から提案を続けていきます。