【市議会ダイジェスト】八王子の農業の未来と北野下水処理場・清掃工場跡地の活用

令和5年 第2回定例会
八王子の農業を未来へ 市議会一般質問で提案したこと
こんにちは、八王子市議会議員の舩木翔平です。
令和5年6月12日の一般質問では、「農業振興」 と 「北野下水処理場・清掃工場跡地の活用」 について質問しました。
この記事では、農業振興に関して行った質疑の内容を、市民の皆さんに分かりやすくまとめています。
■ なぜ農業振興なのか?
八王子は多摩地域でも有数の広い農地が残るまちです。
農産物の生産だけでなく、
- 親子の農業体験
- 市民が農とふれあう市民農園
- 里山環境を活かした学びの場づくり
など 多様な農業サービス が今後ますます求められています。
都市農業に関する法律も時代に合わせて大きく変化しており、まさに “都市で農が求められる時代” に入っています。
私はこの流れを八王子にしっかり取り込みたいと考え、議会で以下のような質問・提案を行いました。
■① 市民農園の利用状況とニーズについて
▼舩木の質問
- コロナ禍を経て、家庭菜園ニーズは全国的に増加している。
- 八王子の市民農園の利用率はどう変化したのか?
- 利用者アンケートなど、市民の声をどのように把握しているのか?
▼市側の答弁
- 市街地にある3か所の市民農園は、令和2年度以降すべて「利用率100%」。
- ひよどり山農園も 90%前後を維持しており需要は高い。
- アンケートは実施していないが、途中解約の理由は個別に聞いている。
▼舩木の主張
市民の「農にふれるニーズ」は確実に高まっています。
今後は利用状況の把握だけでなく、
・利用者アンケートの実施
・新たな市民農園整備の検討
・農体験イベントとの連携
など、より積極的な市民ニーズの把握と施策づくりが必要です。
■② 八王子に広がる「農業振興地域」の活用について
▼舩木の質問
八王子には、東京の他市と比べても多くの「農業振興地域」があります。
- 今後この地域をどう位置づけ、どんなビジョンで活用していくのか?
▼市側の答弁
- 農業振興地域は長期的に農業を守る重要な区域。
- 農地の保全を重視しつつ、計画に基づいて活用を進めていく。
▼舩木の主張
農業振興地域は八王子の財産です。
ただ保全するだけでなく、
・新規就農しやすい環境づくり
・農体験や教育利用との両立
・地産地消の強化
など、守るだけでなく「活かす」視点が必要です。
■③ 担い手不足への対策(八王子未来デザイン2040より)
▼舩木の質問
八王子未来デザイン2040では、
「産学官民の連携による担い手確保」が掲げられている。
- この連携で、具体的にどう担い手不足を解消するのか?
▼市側の答弁
- 関係団体と協力し、相談体制や研修支援を進めていく。
- 農業法人や関係機関と連携を図り、担い手確保につなげたい。
▼舩木の主張
担い手不足は「農地はあるのに作り手がいない」という深刻な問題。
私は、
・大学や高校との連携
・農業ボランティアや援農体制の強化
・都市型の新しい就農モデル(半農半X)
など、幅広い担い手づくりが必要だと訴えました。
■④ 新規就農者への情報発信について
▼舩木の質問
- 八王子未来デザイン2040にある「新規就農者支援」の情報発信は具体的に何をしているか?
▼市側の答弁
- 市HPなどで国や都の制度を紹介している。
- 相談会なども実施している。
▼舩木の主張
情報発信は「あるだけ」では届きません。
今後は、
・SNSや動画での発信
・就農者の事例紹介
・農業体験イベントとの連動
・移住・就農セットの情報発信
など、より攻めの情報発信が必要です。
■ 私が今回の質疑で強く訴えたこと
- 農業は「生産」だけでなく、教育・体験・コミュニティなど多様な価値を持つ
- 八王子にはその舞台となる農地がまだ多く残っており、活かすべき
- 市民ニーズ(体験、コミュニティ形成、市民農園)に応える仕組みづくりが必要
- 担い手不足・新規就農者支援は市全体で取り組むべき課題
- 「守る農地」から「活かす農地」へ、八王子の農業を次のステージへ
私は今後も、八王子の都市農業が
“市民に開かれた、豊かな地域資源” として発展するよう提案し続けていきます。